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May 01, 2007

マリア・カラス 舞台を飾ったジュエル展

小雨降る中、日本橋三越へ行ってきました。
今日から始まったマリア・カラスのスワロフスキー展。

0501mariaマリア・カラスはアメリカNYで生まれ、両親が離婚して母親についてアテネに戻りますが、そこで見出されてNYへ戻ってきます。「素晴らしいジョコンダ役を見つけた!しかも彼女は安あがり!」という言葉と共にこの世界に入ってきた彼女。

その最初の舞台「ラ・ジョコンダ」では、クリスタルとパールが輝く小さな冠をつけて登場します。これが彼女のデビューの瞬間です。もちろん舞台は大成功!縁起を担ぐ彼女は、そのときに付けていたステージジュエリーは誰が作ったのか?と探します。すると、ミラノのマランゴーニ工房で、本物の宝石ではなくスワノフスキー・クリスタル・ジュエリー・ストーンだけを使ったものだと知るのです。このときから、彼女はオペラで身につけるジュエリーはすべてマランゴーニ工房に依頼するようになったとか。

素敵ですよ。本物の宝石より、輝いてます。
で、彼女が惚れ込んだのはそこです!

ステージでは照明にキラキラ光り映えるジュエリーこそ、自分を更に美しく立派に見せることを彼女は知っていたのです。
しかし、正しく時代考証すれば、そのオペラの時代に、こんなキラキラしたジュエリーは存在しなかったといいます。だって、その時代は、照明は蝋燭の火やオイルランプの灯ですもの。スワロフスキー・クリスタルは、近代の照明あってこその輝きを発揮するのですもの。そこで、彼女はステージの上を重視したんです。そして、ライバルたちに差をつけてゆきます。まさに、勝つためのジュエリーですね。

だから、今回の展示の仕方もキラキラの美しさのため、会場は暗く、ときおりジュエリーにだけ光が当たるんです。

2003年にミラノを皮切りに7回目の展示会。ステージジュエリーというのは、舞台が終わってしまえば、工房へ戻ったり、リサイクルされたり、箱の中にしまってそのまま忘れ去られてしまったりするそうです。それを見つけ出して、当時の写真をモトに再生して、ジュエリーコレクションと記録編纂を生涯ワークとしたのは、スワロフスキー・イタリアのアルバネージ氏。彼の功績として、マリアカラスのステージジュエリーは散逸を免れたのです。

日本橋三越で5月1日から13日まで展示されたあと、箱根ガラスの森美術館に場所を移し、5月19日から8月31日まで展示されています。

【追記】
このマランゴーニ工房とは、スワロフスキーと密接な関係を築きながら手造りステージジュエリー専門アトリエとして高い評価を確立。ルドルフ・ヌレーエフ、ルチアーノ・パバロッティなどの一流どころジュエリーも手がけたそうです。

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Comments

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