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December 16, 2007

和光市でのヴェルディ「レクイエム」を終えて

合唱団との合わせ、ソリストとの合わせ練習回数も少いまま、本番を迎えた和光市でのヴェルディ「レクイエム」演奏会ですが、なかなか良かったです。

さて、合唱団と一緒に練習するというのは、勝手が違う集団と同じ時間と空間を共有するという点から、かなり困惑することが多いのです。しかも、風邪の流行っている季節など、インフルエンザはまさかと思うけど、少々の風邪なら、歌うときにマスクを外す人が目立つのですね。そして、私たちオーケストラの後ろから大きな口をあけて歌いだすのですから、時に菌が飛ぶ。いや、飛んでいるに違いない、と思うわけです。

そう、冗談ではないのですよ。実際、2年前の春、フォーレ「レクイエム」をやったとき、やはりインフルエンザが流行っていた時期と重なっていたのです。ある日の練習のあと、ワタシは熱を出し、会社を2日間休みました。風邪だったみたい。と思って、本番の日に会場へ出かけてみると、なんとオーケストラメンバーの最後列の管楽器は、全員がこの1週間に熱を出し、会社を休んでいたというのです。
フォーレ「レクイエム」は少人数の編成のため、オーケストラ全員が合唱団とキョリが近い。自然と練習場所も小さくなる。そんな中、合唱団の中にインフルエンザもどきがいた、というのですから参りました。しかも、そのことを知ったのは本番の日の朝。お手洗いでのお喋りを聞いたときだったんですから。
たしかに人間は呼吸するものです。合唱団はその呼吸が2倍にも3倍にもなるため、狭い練習場所だと空気が薄くなる、換気が悪いとやってゆけない。また休憩時間には、我々は楽器をちゃんと仕舞っておかないと、普段気を配ることのない合唱団に落とされてしまったり、倒されてしまったりする。そんなこんなで慣れない合唱団との練習はとにかくストレスフルだと思う。

しかし、人の声は素晴らしい。感動を与える。本番になると、後ろから聴こえてくる人の息遣い、声の大きさ、繊細さ、そして、出だしがズレル微妙さなど、全てを含めて、素晴らしい。さあ、歌の番だ、と後ろで合唱団が一斉に立ち上がるときなど、彼らの意気込みを感じる。

7月には、ベートーベン「第九」、マーラー「復活」をやった。そして、昨日は鎮魂歌にしてはあまりにゴージャスなヴェルディ「レクイエム」。これこそ人の声とのコラボレーション。楽器と声、こんな素晴らしいカップルはいないだろう。

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