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January 17, 2009

写経会

0117kaizanji毎月第三土曜日に写経会がおこなわれていることを知ったのは、このお正月に寛永寺を訪れたときでした。
片付いた畳のお部屋で正座して、墨を擦って、小筆を持って、静かな時間を過ごす。なんとも魅力的な時間と空間ではないですか。
写経するのは、「般若心経」。『大般若波羅蜜多経』 という600巻、600万文字もある膨大なお経を、276文字の中に凝縮したお経で、 悟りをひらくための教えが説かれているというものです。
しかし、小筆で文字を書くのは、結婚披露宴で記帳したときくらいで、ましてや墨を擦るのは、中学生時代の書道の時間以来というもの。硯に水を注ぐのも、どのくらい注げば、276文字を書くだけの墨が擦れるのかもわからないのですから。しかも、正座。

まず、受付を済ませて、本堂へゆき「般若心経」を住職とともに唱えます。そして、場所を移動して、写経の間へ。こんなに落ち着いた部屋は久しぶりでした。文机が整然と3列に並んでいます。正面には住職の机。障子の向こうからは明るい陽の光が射し込んで来ていました。

写経に入る前に、合掌して住職のお経にあわせ「四弘誓願」を唱え、水についての言葉を唱えました。そして「沈香」というお香を右手指先にとり、ちょっと唇に乗せて、あとは手揉みするようにして自らの身にまとうようにし、身を清めます。硯に水を注いで、墨を擦り始め、さあ書き始めます。
いったい何分くらいで書き上げればよいのだろうか?墨の濃さはどのくらいなのだろうか、終わったら「はい!終わりました」と挙手するのだろうか?などなどいろいろ迷いながら1文字1文字を書き進めてゆきました。写経をはじめてから30分くらいで、住職から中締め(?)の声。まだ5行ほど残っていましたが、それは宿題として持ち帰ってもよいし、完成させるまで居残りもOKとのことでした。しかし、家に持ち帰ったところで、硯は無いは小筆は無いは、なによりも片付いた心落ち着いて書く場所がない。もちろんワタシは居残りで仕上げました。そして、書き終えたのがこの感じ。
0117shakyo
すでにほかの方々はお茶席へと場所を移していたので、シーンとした雰囲気ですが、25名ほど方が参加されてました。この写経会は今日で118回目。参加者の中には2年・3年と続けてらっしゃる方もおられたし、なかにはもう10年選手という方もいらした。月に一度、ほのかな沈香の香りに包まれて、こういう時間を過ごすこと、はまりそうです。
しかし、ワタシはどうも墨をたっぷりつけて書いていたみたいで、ほかの人に比べて黒々としていました(^^)  で、これは持ち帰えるものではなく、後ほど比叡山延暦寺へ奉納されるので置いて帰るものだとか。うーん、記念に持ち帰りたい!ということで、記念撮影した次第です。

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